ファイバー(金属繊維)焼結

ファイバー(金属繊維)焼結について

ファイバー焼結は、ファイバー(金属繊維)を圧縮成形し焼結処理を施した製品。密度をコントロールすることにより強度・圧力損失のバランスを選択できる。厚みは0.3~1.0tと非常に薄く、密度は低い。濾過精度は標準的なモノで3~75μ。特殊仕様で0.5μまで対応可能。補強の為に片面or両面に織金網同時焼結し、ある程度強度を確保することもできる。厚みは焼結金属フィルターの部類では最薄と言えるだろう。また、『薄い』だけが特徴ではなくこの薄さで複雑な流路を形成しているので異物捕集量がかなり高い。異物捕集量だけで比較するのであれば粉末焼結・積層焼結金網では到底敵わないので焼結金網からの切替であれば同等品を選定された場合、取れすぎる可能性も視野に入れてご検討ください。短所は、薄いからこそ弱いという欠点に繋がり、粘りがなくすぐに破断してしまい、二次加工性が乏しい。

粉末焼結+ファイバー(金属繊維)焼結について

粉末を用いた焼結金属フィルターエレメントは濾過精度は信頼性が高いモノではないが、全気孔が開気孔(オープンポーラス)であり、ファイバー焼結に比べ厚みを出しやすい。一方、ファイバー焼結は濾過精度は高いが厚みを出しにくい。そこで、互いの欠点を補い合うことができれば『オンリーワン』の製品になるのではないだろうか?組み合わせ方は自由に設定でき、ファイバー焼結を細かく設定し、焼結金属フィルターエレメントを粗く設定すればファイバー焼結の性能を邪魔することはなくなり、また段階的に濾過粒度を細かくしていくことも可能だろう。まさに用途は無限大である。
例えば吸着においても性能を発揮してくれるのはないだろうか?
焼結金属フィルターエレメントを用いての吸着プレートは表面を加工できない・加工しにくい・目詰まりを起こすなどの問題があり、あまり推奨できなかったがこの問題をクリアできるのではないだろうか?
ファイバー焼結を細かく設定し、焼結金属フィルターエレメントを粗く厚く設定しておけば表面粗度は『ツルツル』した仕上りになりつつ、強度も確保できる。

製作実例

サンプルについて

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