![焼結金属フィルター・多孔質金属専門メーカー 焼結.com](https://www.shouketsu.com/wp/wp-content/uploads/2022/09/焼結.jpg)
焼結金属・多孔質金属体専門メーカー
焼結金属・多孔質金属専門メーカー 焼結.com
焼結金属・多孔質金属専門メーカー 焼結.comでは下記の特徴を有し運営しております。
- 焼結金属フィルター(多孔質金属)に特化したメーカー
- 焼結助剤(バインダー)等不純物の完全不使用
- 焼結処理実績のある材質15種類超
- 設計開発
- 金属加工のエキスパート
- 切削、溶接、同時焼結、メッキ、コーティング等の最終製品まで対応可能
- ISO9001による徹底した品質管理
焼結.comは小段金属株式会社で焼結金属フィルター・多孔質金属に特化した専門チームで運営しております。母体となる小段金属株式会社は機械加工を本業とし、現在も事業を継続しております。また、焼結プロセスにおいて焼結助剤と呼ばれるバインダー等の不純物を一切使用しないノーバインダー製法により製作しております。従いまして、金属加工のプロでありながら、焼結金属フィルター・多孔質金属にも精通していることになります。このことは焼結金属業界では非常に珍しく、焼結金属メーカーは焼結体を製作するまでというのが一般的ですが、焼結.comでは焼結体の作成+フランジ製作+ハウジング製作+溶接+メッキ+検査+梱包まで最終製品として、お請けすることができます。また、品質管理はISO9001の認証を受けております。
![焼結金網の円筒3重ハウジング](https://www.shouketsu.com/wp/wp-content/uploads/2022/10/3層ケース.jpg)
焼結金属の製造方法
焼結金属フィルター・多孔質金属は目的や形状、寸法、材質により製造方法が異なります。ですので、代表的な無加圧焼結法とプレス成形焼結法をご紹介致します。
<焼結方法①無加圧焼結法>
無加圧焼結法はその名の通り無加圧にて焼結を行うことにより多孔質金属を製造する方法である。
- 型を準備
- 素材の大きさを揃えるため粉末を分級
- 型に材料を充填
- タッピング
- 焼結
- 離型
- 焼結体完成
<焼結方法②プレス成形焼結法>
プレス成形焼結法は粉末を成形型にてプレス成形後に焼結することにより多孔質金属を製造する方法である
- 型を準備
- .素材の大きさを揃えるため粉末を分級
- 型に材料を充填
- プレス成形
- 焼結
- 焼結体完成
![円筒形状(パイプ形状)のブロンズ製焼結金属フィルターエレメント](https://www.shouketsu.com/wp/wp-content/uploads/2022/08/ブロンズ円筒.jpg)
焼結金属の種類
焼結金属フィルター・多孔質金属には種類があり、用途により焼結金属の種類を使い分ける必要がございます。
焼結金網
焼結金網は、金網を1枚から複数枚積層し、焼結処理(金網の線と線を溶着させる)を施した製品である。金網を積層し、焼結処理を施すことにより積層した層と層を一体化することが可能で①強度の確保、②正確な気孔径、③圧力損失の低減をバランスよく適えることが出来る多孔質金属
![焼結金網](https://www.shouketsu.com/wp/wp-content/uploads/2021/04/190層焼結金網rev.1_500.jpg)
粉末焼結の粒径と空隙率の関係
同じ型を使用し、製作する製品の寸法形状は同じであっても使用する素材・素材形状・粒径・空隙率が異なれば当然性能も変わってくる。下図は同型を使用し素材・素材形状は同様としながらも粒径と空隙率を変動させた事例であるが、この差のみでも大きく性能が変動するであろうことが見て取れるのでは??
![アルミニウム製多孔質金属凸形状](https://www.shouketsu.com/wp/wp-content/uploads/2022/08/粒度密度比較2.jpg)
焼結金属フィルターの用途
焼結金属フィルターの用途は、フィルター(濾過)、サイレンサー(消音)、ストレーナー、整流、ヒートシンク、吸水金属、バブリング、防爆フィルター(フレームアレスター)、金型のガス排出、芳香金属、電極など様々な分野・業界で活躍している
バブリング
焼結金属・焼結金網を採用したバブリングノズルは気泡を拡散することが可能です。気泡を微細化するには一工夫必要となりますが現在最重要事項と考え、開発に取り組んでおります
![バブリングノズルによる気泡発生の様子](https://www.shouketsu.com/wp/wp-content/uploads/2022/09/円形状バブリングノズル2.jpg)
防爆フィルター
焼結金属・焼結金網を採用した防爆フィルター、フレームアレスターは微細気孔を通過することによる消炎効果、焼結金属フィルターによる連続気孔による内部圧力の通過、金属素材同士の結合による優れた強度により採用実績多数ございます
![防爆フィルター/フレームアレスター](https://www.shouketsu.com/wp/wp-content/uploads/2021/04/IMG_0119-2_500.jpg)
焼結金属の加工
焼結金属の製作で製品となるケースは少ないかと存じます。焼結金属の加工、焼結金属・多孔質金属を保持するためのフランジ、保護するためのハウジングなど、最終製品まで加工が可能です。 2次加工(機械加工)→3次加工(溶接)→4次加工(表面処理) 検査、梱包までトータルサポートが可能です。
![焼結金属の加工](https://www.shouketsu.com/wp/wp-content/uploads/2021/04/加工-1024x1024.jpg)
SUS316L粉末を使用した多孔質金属で一つの個体内でフラット、溝形状、山形状、凸形状の複雑形状を凝縮 ニッケル粉末を使用した多孔質焼結金属体。ノーバインダー仕様で製作可能。□20×20×t10の製作例。電気分解用途での電極など SUS粉末とCu粉末の異種金属を焼結処理にて一体化した製作例。電気伝導性・熱伝導性に優れたCuと電気伝導性・熱伝導性に劣るSUSながら強度・耐食性・機械加工性に優れた性質を融合することにより得られる付加価値は大きい…ハズ ステンレス(線径0.3mm)のカットワイヤーを焼結処理した多孔質金属 1/4(6.35)配管内で液体内に気体を溶かし込むことを目的とし、効率化のためにガスを気泡化するためのバブリングシステム。 ステンレス焼結金属フィルターとねじ付金具を溶接にて接合 粉末焼結金属フィルターに段(溝)を加工することによりボルト頭が突出しない。また、Oリングやパッキンの溝を加工することも可能。※加工面は目詰まりを起こします 多孔質金属の焼結金属フィルターに凹型形状の加工を施工。加工後も焼結金属フィルターの特長である気孔を保有(目詰まりがない)。通常、焼結金属フィルターでは、寸法精度・複雑な形状を形成することは不可能とされているが、この加工技術により寸法精度・複雑形状化を著しく向上できる。 多孔質金属をハウジングに埋設し、フラットになるように設計・製作。ハウジングとの段差をなくし、フラットにすることのメリットは大きく、吸着プレートや浮遊プレートに特に効果を期待できます sus粉末の焼結体とsus管を同時焼結にて一体化させ、その同時焼結体とsus管を溶接で連結することにより、1mを超える長い整流管を製作することも可能 焼結金属フィルターをM5継手に溶接接合。点溶接、全周溶接は用途により選択可能 ニップル形状の継手に焼結金網フィルターを全周溶接にて搭載。配管の単純化・効率化が期待できます 焼結金網フィルター付ニップルの搭載構造をカシメと溶接とし、状態比較。使用環境に応じた搭載方法の選択が可能。 外ネジPT11/2(1インチ半)×内ネジPT3/4(6ブ)のソケット先端に焼結金属フィルターを溶接にて接合 銅製多孔質焼結金属は球体粉を使用することが一般的ですが、その場合粒子径が小さくなれば空隙率も低くなりますが、特殊用途として、気孔径は小さくしたいが空隙率も高くしたいという相反する要求がございます。その相反する状況を覆した製品 純銅製の金網を積層し、焼結処理した製品。金網の構成を複数型、単一型など構成は正に自由自在である。用途に応じて選択可。 焼結金網をロール加工+突合溶接にて円筒形状に加工し、更に3重に配置したハウジング 焼結金網ノズルを組立式に構造設計し、内部や各部品ごとに洗浄・消毒・滅菌の施工しやすさを追求したノズル 焼結金網をロール加工し、突合せ溶接により円筒形状に加工した製品。焼結金網の構成は目的により自由設計可能です 焼結金網をハウジングに装着後内・外の二重に溶接を施工 焼結金網フィルターをフランジと溶接し、インラインフィルターとして設置出来る様にした製品。 500Lの焼結金網2本を溶接で繋ぎ長さを1000L(1メートル)まで延長 材質に銅粉末を使用した極薄0.2mm(200μm)の焼結金属・多孔質金属。気孔構造は複雑構造で気孔が連結した連通気孔なので毛細管現象の機能も期待できる 銅粉末製の多孔質焼結体を角管内部に埋設。内部構造は自由設計可能で、粉末の形状、粒子径、気孔径も自由設計可能。 純銅製のコップ形状(円筒底付で、)外径4mm×内径2mm×長さ10mmの極小サイズ。粒子は300μmの粗大球を使用。この寸法感で使用する粒子径としてはかなり大きい。 粒子径100μmという微小粒子径ながら空隙率約60%を誇る多孔質金属。焼結金属という製造方法の特長でもあるが、複雑な形状が造形できるのがポイント 銅粉末の焼結体の間に銅板を挟み込み、同時焼結を試行 銅管を連続的に配置し、銅管同士を焼結技術により接合した製作例。ヒートシンクやヒートパイプに… 銅管を連続的に配置し、銅管同士を焼結技術により接合。粉末焼結体を先端に埋設するように同時焼結することにより、整流・吸水効果を付与。ヒートシンクやヒートパイプに… 銅粉末焼結金属(多孔質金属)と銅板の間に水の通り道(水路)を設置することによりヒートシンクなどの熱交換器部材などの性能向上が期待できる。また、粉末の微細気孔により毛細管現象による吸水機能も期待できる 材質にニッケル粉末を使用した極薄0.2mm(200μm)の焼結金属・多孔質金属。気孔構造は複雑構造で気孔が連結した連通気孔なので毛細管現象の機能も期待できる 粒径100μmの銅粉焼結体(1mm厚)と5mmの銅板と同時焼結 整流効果が期待でき、バブリングやセンサーケース、センサーカバーなどにも応用可能 SUSパイプの外径にSUS粉末焼結を同時焼結にて接合した製作例 SUS製焼結金属フィルターエレメントをハウジングに挿入し、接合方法にカシメを採用した製品。サイレンサー、フィルター、整流などの用途にご検討ください 銅粉末を使用した焼結金属(多孔質金属)の中に渦巻形状に加工した銅管を埋設 焼結金属フィルター(焼結金網)にフッ素処理の施工が可能です 焼結金属フィルターの切削加工により外周部に段付。ツライチになり、抜け止めにもなる。 ブロンズ焼結金属フィルター 防爆フィルター/フレームアレスター センサーケース 焼結金属の溶接 SUS焼結金属フィルター 焼結金属フィルターの円筒形状(SUS316L)両端を金具と溶接。金具の形状・仕様は自由設計可能。 SUS粉末を使用した焼結金属フィルターを角形状に加工。用意したハウジングに挿入後、全周溶接にて接合。 焼結金属フィルター・多孔質金属を使用したバブリングノズルは無数に存在する微細な気孔により、整流効果が生まれる。特定の場所からのみ、発生箇所が少ないという問題は解消され、焼結金属フィルター・多孔質金属全面から気泡を発生することが可能 焼結金網製フィルター SUS焼結金属フィルターをロール加工により円筒形状に加工。突合せ溶接により端面を接合。焼結金属両端に金具を接合することによりチューブ継手とした製品例 SUS316L焼結金属フィルターエレメントをロール加工し、突合せにて溶接接合。型では成形できなかったり条件が合致した場合にこのような製造方法により円筒形状(パイプ形状)の製品とする SUS製焼結金網をハウジングに挿入し、接合方法にカシメを採用した製品。サイレンサー、フィルター、整流などの用途にご検討ください 2種類の異なる金網を一体化した積層焼結金網。例では150mesh(平織金網)と12/64mesh(畳織金網)を複合化した製作例。一つの部品で2つの性能を担保可能。 焼結金網で、構成を畳織金網を8枚積層した。複雑な流路を形成する畳織金網を8枚積層することによりさらに複雑な流路を形成することが可能 線径が太く、目の粗い平織金網を8枚積層し強度と厚みを両立した焼結金網。 SUSの焼結金属フィルター(多孔質金属)の立方体全面(6面)に複雑形状を施した加工事例。通常であれば、2面の加工となるが、当社では全面において複雑形状化することが可能 焼結金属とは 銅粉末を焼結処理した多孔質金属 焼結金属・多孔質金属専門メーカー 焼結.com 焼結金網の全周溶接加工事例。□100×100×t5のSUS薄板に焼結金網を挿入する溝を彫り込み、溶接を全周に施工。薄板の加工だけでも歪が大きく、ハードルは高い。 ブロンズ焼結金属フィルターエレメントの同時焼結にニッケルメッキ 焼結金属の異材質焼結 真鍮製の継手内部にブロンズ製焼結金属フィルターを搭載。 ブロンズ製の焼結金蔵フィルターを真鍮製の継手に挿入し、カシメを施工した実例 ブロンズ製焼結金属フィルターエレメントをハウジングに挿入し、接合方法にカシメを採用したサイレンサー(消音器) ブロンズ製の焼結金属フィルターをM5ネジ加工を施した真鍮製ハウジングに挿入しカシメた製品
焼結金属の寸法について
焼結の方法により製作可能範囲は大きく増減しますが、500×250×t5の様な寸法や焼結手法によりもっと大きな焼結体も製作可能です
![銅製焼結金属(多孔質金属)](https://www.shouketsu.com/wp/wp-content/uploads/2022/01/銅焼結_250-500-2.jpg)
![銅製段付焼結金属焼結金属フィルター](https://www.shouketsu.com/wp/wp-content/uploads/2022/08/段付多孔質金属.jpg)
焼結金属の製作実績
実際に製作した焼結金属・多孔質金属の画像を素材、寸法形状、機械加工、溶接、表面処理、etc…問わず可能な限りの現物画像を掲載しております。何かのヒントにして頂ければと思います。