
吸水金属
毛細管力を利用した焼結金属(多孔質金属)
焼結金属フィルターエレメント(多孔質金属)の複雑に形成された流路構造と微細気孔、全ての気孔が連続したフルオープンポーラス製品を使用することにより液体を垂らせばスーッと浸み込んでいく『吸水金属』を製作可能です。
ですが、素材径が大きくても液体の吸水性能を発揮できます。 当社の『吸水金属』は吸水できるだけではなく液体保持、液体搬送も可能です。
下記画像は容器に水道水を入れ『吸水金属』を置いただけです。
この状態が『吸水金属』の満水状態なのですが、世の中に数多ある吸水金属でもこのような満水状態を目視で確認できる吸水素材は非常に『オモシロイ』のではないかと思います。
材質に銅粉末を使用した極薄0.2mm(200μm)の焼結金属・多孔質金属。気孔構造は複雑構造で気孔が連結した連通気孔なので毛細管現象の機能も期待できる 材質にニッケル粉末を使用した極薄0.2mm(200μm)の焼結金属・多孔質金属。気孔構造は複雑構造で気孔が連結した連通気孔なので毛細管現象の機能も期待できる 粒径100μmの銅粉焼結体(1mm厚)と5mmの銅板と同時焼結 SUSの融点は約1400度であり、Alの融点は約660度であるがその差約800度もあり、正に別物である。さらにAl粉末とSUS板、Al粉末とAl板をバインダーレスで同時焼結接合した製作実例 アルミニウム粉末とアルミニウム板を一度の焼結処理にて多孔質金属化と接合を実現した実例 銅粉末を使用した焼結金属(多孔質金属)の中に渦巻形状に加工した銅管を埋設 粒子径100μmという微小粒子径ながら空隙率約60%を誇る多孔質金属。焼結金属という製造方法の特長でもあるが、複雑な形状が造形できるのがポイント
SUS製多孔質焼結金属体に水道水を滴下している様子です。机上での試験ですので吸引・ホットプレート等の使用設備はなく毛細管現象を利用した純粋な吸水金属です。水を滴下後瞬時に吸水している様子、吸水した水が机上に広がっていない点に注目頂きご覧頂けますと幸甚です。